「サシ飲み」に関する専門家の意見やアドバイス
「サシ飲み」をOKしてくれるからといって気があるわけではない
二人きりで食事をしたり、お酒を飲んだりする誘いにOKをもらえたら、自分に好意があるのかもしれないと期待を抱いてしまうでしょう。とはいえ、女性の本心はわかりにくいものです。『ゲスな女が、愛される。あっという間に思い通りの恋愛ができる!』(心屋仁之助)には、女性の本音について以下のように記されています。
「引き算の女とは、男になにもしない女性のこと。それどころか、してもらうばっかりの女性のことです。引き算の女は、『この人だ!』って素敵な王子様が現れたときに、ヒョイとその幸運の波に乗れます。『モテそうな人だから、私には不釣り合いかも』とか『こんなにお金持ちの彼に、私なんてふさわしくない……』とかいちいち考えません。幸運の波が来たら、とりあえずヒョイと乗っちゃうわけ。そんな彼女に、彼はもっと喜んでほしくて、あれこれとしたくなってしまいます。彼女が、『あれ嫌い』『これは苦手』『それはやりたくない』なんて自分勝手に言っても、『しょうがないなあ』と言って許してしまうし、もっといろいろとしてあげたくなってしまうんです。どんなに彼にしてもらっても、引き算の女は、なにもしません。なにもしないから、受け取ることができるのです。引き算の女だって、たまには彼においしいごはんを作ってあげることもあるでしょう。でもそれは、彼に喜んでもらうためではありません。全部、自分のため。私が食べたくなったから。自分が作りたくなったから。自分がそうしたかったから、そうしただけ、なんです。自由で、気まま。でも、彼にはむちゃくちゃ愛されます。」
このように、自由気ままに、感情の赴くままに誘いをOKする女性もいることを忘れてはいけません。「OKしたということは、好意を持ってくれているのかもしれない」と早とちりしないようにしましょう。
誘ったときの返事から相手の気持ちを想像しよう
誘っても、つれない言葉しか返ってこないと不安になりますが、本当に予定があって仕方なく断る女性もいます。『言葉通りすぎる男 深読みしすぎる女』(堀田秀吾)には、脈がある返事とそうではない返事の判別法について書かれています。
「(前略)前項でも触れたように、女性はセルフモニタリングの高さから、他社を悪く言うことは滅多にありません。また、ラポールを大事にするので、場の空気を壊したり、愛他を嫌な気分にさせる言動も極力避けようとします。そのため、『はっきりと断ると傷つけてしまうのでは』と思い、別の理由を何か用意しようと考えます。なかでも、とくにお手軽な文句が『予定がはっきりしない』だというわけです。もちろん、本当に不透明な別件が、その日に入っている可能性もあります。ですが、その場合は声色や表情、『その日、まだ~』の前後のことばなどから推測してみましょう。E(※)が『行く行く!』と前のめり気味のことばを発していたり、『予定がはっきりしない』に続けて『再来週の後半なら空いてるよ』などと、自分から提案してきたりするようだと、本当に予定がはっきりしていないだけで、行きたいと思っている可能性が高いです。また、もう一つ女性が使う誘いを断るときの常套手段があります。『ママとおでかけ』『お父さんに頼まれた用事で』『家族で食事することになっていて』のような家族のネタです。家族を大切にする愛情や育ちのよさ、いい子感を醸し出しつつ、相手の誘いを体よく断れる便利な一手なのです。とはいえ、『その日、まだ予定がはっきりしない』や『ママと……』は非常によく耳にする物言いだけに、その真意をなんとなく察することができる方も多いと思います。予定がはっきりしないと言われた後に、『じゃあ、いつならいい?』と追い打ちをかけることです。仮に本当に行きたいと思っている場合は、自分からたずねなくても、後日行けるようになったら連絡がくるでしょうし、ダメだった場合も、リスケジュールの相談がくるはずです。その場は『じゃあ行けそうだったら直前でもいいから教えてよ』などと収めておくに限ります。」
相手は、「行ってもいいかな」くらい思っていても、予定がはっきりしないために、返事に困っているのかもしれません。約束をきっちりしておきたい気持ちはわかりますが、追い打ちをかけるように約束を取り付けるのではなく、不安を隠して余裕のあるところを見せましょう。
※……引用外のページに登場する人物を指します
一緒にいたいと思われる表情を手に入れる
「サシ飲み」をする場合、お互いの表情が気になるもの。特に男性を顔で選ばない女性は、相手の表情に注目しているそうです。『女性100人から聞き出した「魅力ある男」の条件―――心が動かされるひと言、行動、しぐさ……』(潮凪洋介)には、女性がどれほど表情を重視していのるかが記されています。
「女性はいったい男性のどこに魅力を感じているのか?その1つが『表情』である。男性の表情に魅力を感じ、そして恋の予感を募らせるのである。これは、恋愛や結婚に限ったことではない。『一緒に仕事がしたいな』と思ったり『何でも話せる友達になりたい』と願ったり……。そんなふうに、何らかの好意的な接点を望む瞬間に『男性の表情』が大きく関わっている。男性の何倍も観察眼の鋭い女性たちは、男の『表情』を独自の視点で観察し、そこから男の人となりを判断している。」
表情が重要視されていることがわかった後は、どういう表情がダメなのかも知っておく必要があるでしょう。
「『相手からどう思われているのだろうか?』と気にして自信なさげになったり、女性に気を遣いすぎて、やさしくすることだけに気をとられたりしていないか?小さなことで感情的になってはいけない。ゆとりのない言動こそが、あなたを『魅力的な男の表情』から遠ざけてしまうのだ。」
せっかくの「サシ飲み」の機会を将来へつなげられるように、魅力的な表情を身に付けましょう。
<参考文献>
『ゲスな女が、愛される。あっという間に思い通りの恋愛ができる!』(心屋仁之助)
『言葉通りすぎる男 深読みしすぎる女』(堀田秀吾)
『女性100人から聞き出した「魅力ある男」の条件―――心が動かされるひと言、行動、しぐさ……』(潮凪洋介)
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