お腹に射精するときの妊娠リスクは?
そもそもどうしたら妊娠するの?
お腹に射精した場合の妊娠リスクを考えるまえに、そもそもどうしたら妊娠するのかおさらいしてみましょう。
好きな人とのエッチ、興奮も最高潮に達し、ついに射精。それによって精子は子宮を通って卵管へ。一方、卵胞から排出された卵子は卵管に取り込まれ、子宮のほうへゆっくりと移動しています。そこで精子と卵子がタイミングよく出会うと受精が成立し、受精卵となるのです。
受精卵はすぐに細胞分裂をはじめ、分裂をくりかえしながら、卵管内から子宮へと移動します。発育した受精卵が子宮内膜に着床すると妊娠の成立です。ちなみに、受精から着床までは約1週間かかるといわれています。
簡単にご説明しましたが、妊娠の仕組みはおさらいできましたか?では、妊娠リスクについても見ていきましょう。
お腹に出すのは膣外射精という避妊法
膣外射精とは、いわゆる「外だし」です。「コンドームよりも気持ちがいい」「手軽だから」という理由でコンドームの次に取り入れているカップルが多い避妊法でもあります。射精する直前にペニスを抜くので、一見妊娠の心配はなさそうな印象ですよね。
ですが、この避妊法、失敗が多いのも事実です。なんと、4~5人に1人は妊娠すると言われています。
なぜ膣外射精は失敗が多い?
射精する直前に膣内からペニスを抜けばいいだけなので、失敗することはないと思われがちですが、そう簡単なことではないようです。
まず、そもそも射精のタイミングを完璧にコントロールすることは至難のわざ。まだ若い10代、20代の男性は自制しきれず膣内で射精してしまうこともあります。経験豊富な成人男性でも油断は禁物。抜くタイミングを間違えると膣内にわずかな精液を漏らしてしまう可能性もあります。
また、精子は意識して射精する以外にも少しずつ漏れていることもあることから、望まない妊娠をしてしまうカップルも多いのです。
がまん汁でも妊娠リスクはある
では、精子が膣内に入らなければ妊娠することはないのでしょうか?
そんなことはありません。男性が興奮したときや射精する前に、「カウパー液」というものがペニスから分泌されます。「がまん汁」と言ったほうが聞きなれているかもしれませんね。
このカウパー液には、尿の酸性を中和させて、精子が子宮や卵子めがけて到達しやすくする役割があります。精子の補助的な役割のカウパー液ですが、興奮した状態ではその中にも精子が含まれている可能性が高いです。
生命力の強い精子はカウパー液を通って膣の中に進入。その結果、妊娠することもあります。
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