共依存、実は危険!?
確かに「狂おしいほど愛し合っている」という捉え方もできるかもしれません。しかし、共依存恋愛は、お互いが破滅に向かっていく危険性を大いに含んでいます。
「狂おしいほど好きなんて素敵!」と思う人もいるでしょう。では、共依存に潜んでいる危険性を見た後でも、そのような考え方ができるでしょうか。
自分の存在価値が分からなくなる
共依存恋愛をしてしまうことで、自分の存在価値が分からなくなってしまう危険性があります。
自分の存在価値を、相手に尽くすことや相手に必要とされることのみに見出してしまうことで、仕事や友達関係など、大切なものをないがしろにしてしまいます。そして、自分の人生のすべてで恋人が最優先となってしまいます。
そのため、もし別れることになったら、自分の存在を否定されたも同然のショックを受け、場合によっては死を選択してしまう危険性もあります。
それほどまでに依存してしまっているので、たとえ相手が恋愛対象にすべきではないダメな人間であっても、まともな判断ができるはずありません。もはや恋愛で感じる幸せや喜びなど度外視してしまう関係となり、恋愛の意義すらも分からなくなってしまいます。
共依存を邪魔する者との関係が悪化する
いろいろな問題をはらんだ共依存恋愛をしていると、ふたりの周囲でその関係性を断ち切ろうとする動きが起こることも珍しくありません。
共依存恋愛しているのを親や親友が目の当たりにすれば、最初は「別れた方がいいんじゃない?」「他の人を探した方がいいよ」などとアドバイスをするでしょう。
ただ、そんなアドバイス程度で簡単に共依存恋愛を終結できるはずはありません。そのため、共依存がエスカレートしていく様子を見かねて、別れさせるために強硬手段をとる人も少なくありません。
共依存恋愛をしているふたりは、周囲が自分たちを別れさせようとしていると察知した途端、たとえ親や親友といった身近な人間であっても、強く非難したり暴挙に出てしまうこともあります。
完全に孤立してしまうことも
先の項でも解説したように、共依存恋愛を終結させようと周囲が動いたところで、終結させることはおろか、逆に非難される可能性もあるので、関係が悪化してしまう場合もあります。
そして、仕事よりも友達よりも親よりも恋人を優先することで、世間からも周囲からもどんどん孤立してしまうおそれがあります。
誰よりも何よりも恋人を優先することは、決して素敵なことではなく非常に危険なことであり、一旦孤立してしまうと誰にも止めることはできなくなります。
普通の生活が困難になる危険性も
誰よりも何よりも恋人を優先してしまうと、一日のほとんどを恋人と過ごすか、恋人の為に費やすことになります。ほかの人が趣味や習い事、友達付き合いや娯楽など自分のために使っている時間も、依存相手のために喜んで犠牲にしてしまいます。
また、恋人のために仕事を放棄したり休んだりすることが増えて、次第にそれが当たり前になり、そのことが原因で仕事を辞めざるを得なくなる場合もあるでしょう。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!