共依存恋愛の特徴とは?
しかし、一言で「共依存恋愛」といっても、その関係性はカップルごとに違い、多種多様です。一概に「共依存恋愛とはこうだ!」と解説するには複雑過ぎます。
ここでは、共依存恋愛でよくみられる代表的な特徴を挙げてみました。自分達が該当していないかを確認してみましょう。
お互いに相手をコントロールしようとする
相手をコントロール!?と不思議に思う人もいるかもしれませんが、単純に束縛するということではありません。
コントロールの矛先は、行動の制限だけではなく、行動の把握、自分を第一に考えた行動をさせる、といったように、行動に関するすべてをコントロールしようとします。昨今ではGPSを駆使して行動を把握しようとするカップルもいるほどです。
また、コントロールは感情にまで及んでしまう傾向もあり、自分に依存させるというコントロールもしようとします。
共依存はお互いに依存している状態ですが、依存の程度は同等でない場合もあります。相手の自分に対する依存が軽度のものであった場合には、重度に依存させようと仕向ける特徴もあります。
尽くせば尽くすほど相手をダメにする
恋愛関係では、相手に尽くすことはポジティブなことと捉えられますが、共依存恋愛においては、尽くすことで相手をダメにしてしまうこともあります。
たとえば、アルコールに溺れている男性にお酒を買い与えたり、ギャンブルに歯止めがきかなくなって借金してしまった男性の借金を肩代わりしたりなど、自分では助けているつもりでも、結果的には相手を堕落させてしまいます。
また、尽くしている側は自分の行動に疑いもなく「喜ばせたい」「可哀想だから」といった気持ちで尽くしています。
周囲に反対されてもお構いなし
恋愛の愚痴や相談を身近な友達に話すことってありますよね。共依存恋愛をしている人達は、互いに依存し合っている訳ですから、不仲になることもなく円滑にいきそうなイメージがありますが、実際は修羅場のような恋愛をしているカップルも多いんです。
ですから、普通の恋愛をしている人と同じように、共依存恋愛をしている人も友達に恋愛の愚痴や相談をします。聞いている人が良識ある人であれば、当然、猛反対されることもあります。
しかし、他者の意見を聞いて参考にすることは稀であり、多くの場合は、ただ愚痴を聞いて欲しいだけなんです。
相手には自分が必要で、自分にも相手が必要
共依存恋愛の特徴としてほぼすべてのカップルに見られるのが、相手には自分が必要で、自分にも相手が必要だと考えている、ということです。
これを聞くと、一見ただのラブラブカップルのような印象も受けますが、「必要」の度合いが普通のカップルとは一線を画しています。
この場合の「必要」は、好きだから必要という意味合いではなく、依存しているから必要という意味合いです。前述の「お互いに相手をコントロールしようとする」でも触れましたが、自分の依存の度合いと比べて相手の依存の度合いが低かった場合、激怒してケンカになってしまうことも少なくありません。
地獄のような日々にも耐えられる
共依存恋愛関係になってしまうと、絶対に別れたほうがいい相手であっても、そんなことはどうでも良くなってしまうこともあります。
恋人をつくる前に掲げていた自分なりの理想とかけ離れた相手であっても、共依存恋愛してしまった後では、そんなことは些細な問題なんです。
たとえ暴力を振るわれても、浮気をされまくっても、全く仕事をしてくれなくても、どんな相手であってもまともな判断ができなくなってしまいます。
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