卑下と謙遜は何が違う?
「謙遜」の意味
「謙遜」とは、自分の能力や価値を低く評価し、つつましく控えめな態度をとることを指します。自分を低く評価することは「卑下」の意味とも共通していますね。しかし、いったい「謙遜」のどのような意味合いが「卑下」とは異なっているのでしょうか。
「卑下」と「謙遜」の違い
「卑下」と「謙遜」の大きな違いは、自分を「卑(いや)しめる」かどうか、つまり自分を軽蔑し見下す、ばかにするなどの意味があるかどうかという部分にあります。「謙遜」は自分のことを低く評価するという意味ですが、そこに自分のことを見下したり、ばかにしたりするような意味は含まれません。
「卑下」と「謙遜」の使い分け方
ここでは、例としてAさんが「Aさんってカッコいいよね!」と言われた時の返事のしかたで「卑下」と「謙遜」の使い分け方をご紹介します。
Aさんが「カッコいいよね!」と言われた時、Aさんが「いえいえ、そんなことはないですよ」と答えた場合、Aさんは自分のことを「謙遜」している状態です。必要以上に自分を見下すような発言はありませんね。
しかし、「いえいえ、僕は顔も良くないし身長も低いし、カッコいいところなんてひとつもありませんよ」と答えた場合は、Aさんは自分のことを「卑下」している状態です。「カッコいいね」と言われたことに対して「顔が良くない」「身長が低い」などと必要以上に自分を下に見ているため、Aさんの発言は「謙遜」ではなく「卑下」にあたるのです。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!