地方によって違う?いけずの使い方
やんわりと相手を非難する
「ほんまにいけずやな」という言い方で、相手への非難の気持ちを表現。これは兵庫県でよく見られるいけずの使い方です。完全に嫌いとまでは思っていませんが、良くは思っていないというニュアンスです。
相手に対し非難する気持ちの度合いの高さは、いけずという言葉だけでなくその前後の言葉や口調から、真意を読み取るよう心がけるといいでしょう。
相手への好意を含む
一方、いけずと言いつつ相手のことが好きな気持ちがにじみ出ているケースもあります。特に大阪の女性が好きな男性に対し「もう、いけずやわ~」と喜びながら言うという場合、憎いけど愛おしい人という意味合いが強く込められています。
ちなみに兵庫でもこのような使い方は行われます。兵庫や大阪では、いけずは軽い非難・相手への愛情が含まれていることを踏まえ、その度合いは口調や会話のニュアンスで判断するといいでしょう。
本当に嫌い
軽い意味合いでいけずが使われることの多い兵庫や大阪に対し、気を付けたいのは京都の場合です。京都の人がいけずを使う場合、本当に憎い・嫌いという意味であることも多いからです。
京都では日本特有のオブラートに包んだ言葉をさらにやんわりと表現した京言葉というものが使われます。特に年配の人の言葉は京言葉がふんだんに使われ、真意がわかりづらいといわれています。上品な会話に見えるけれど、実際は毒を吐いていることも。
柔らかい言葉で実は激しく罵られている可能性もあるので、京都の人にいけずと言われたら勘違いしないよう注意しましょう。
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