遠距離恋愛中のカップルは、むしろ親密度が高い!? 研究で明らかに

香港大学のリ・クリスタル・ジアング氏と米国コーネル大学のジェフリー・T・ハンコック氏は、遠距離恋愛をしているカップルのほうが通常のカップルに比べてお互いをより近くに感じ、良質なコミュニケーションを図っていることを明らかにした。直接触れ合う機会が少ない遠距離恋愛は、一般的にはうまくいかないと思われがちだが、物理的に離れていること自体が、恋愛関係に悪影響を及ぼすわけではないようだ。

  • 遠距離恋愛カップルのほうが、より深刻な問題について話し合う

    Journal of Communication誌に掲載された同調査では、30組の遠距離恋愛カップルと33組の通常カップルを対象に、アンケートを実施。コミュニケーションの取り方や、二人で共有している情報の数、会話後に感じる相手への気持ちについてなど、さまざまな質問を行った。その結果、遠距離恋愛カップルのほうが、より深刻な問題について話し合い、コミュニケーションを頻繁に取っているため、お互いに親密な感情を抱き合っていることがわかった。さらに興味深いのは、遠距離恋愛自体がカップルの満足度や不安定さに直接関係していないということだ。

スマートフォンなどの技術の発展が、遠距離恋愛を以前より容易にしているとも言えるが、遠距離カップルは、それゆえ頻繁にコミュニケーションを取ろうと努力をするため、結果として絆が深まることになるようだ。つまり、愛する人と離れた場所にいても、すぐ隣にいるのと同質のコミュニケーションは十分可能なのである。前述のジアング氏は、「遠距離恋愛だからといって決して悲観的になる必要はない」と語っている。