性的欲求が精神面に与える影響について、米大学が調査

異性に対する性的な欲求が、健全な真剣交際のきっかけになり得る可能性について、米・ニューヨーク州 ロチェスター大学が調査を行った。その結果、セックスは他人同士を肉体的に結びつけるだけでなく、精神的なつながりにも深くかかわることが明らかとなった。

  • 人が性的欲求を感じるとき、その欲求は目の前の異性に対する優しい気持ちや親密さ、人としての興味に直接的につながる

    本調査は、4種類の異なる対人形式の実験によって行われた。1つ目は、被験者に魅力的な異性と一緒に曲を口ずさんでもらい、その行為が人に与える心理的な影響をリサーチするというものだ。2つ目は異性と一緒にスローダンスを踊る行為が与える心理的な影響について考察する実験、3つ目は性的欲求を潜在意識に働きかける映像を使った実験、そして4つ目として、性的描写の多い映画のワンシーンを見るグループと、壮大な風景の動画を見るグループを作り、見終わったあとの欲求や気持ちの違いを比較する実験を行った。その結果、人が性的欲求を感じるとき、その欲求は目の前の異性に対する優しい気持ちや親密さ、人としての興味に直接的につながるということが判明した。

    セックスとは本来、子孫繁栄のための行為であり、それ以上でもそれ以下でもない。だが、親同士の絆が強ければ強いほど、その子どもが生き残る確率も高くなることは明らかだ。これは、人間の子どもが自然界の動物とは異なり、長期間にわたって親の世話を必要とするという事実にも密接に関係している。つまり性的パートナーがと肉体関係だけでなく精神的にも結びつくことで、結果的に子孫繁栄につながるともいえよう。そしてそのために、パートナーに対して性的欲求を感じ続けることも必要だという研究結果につながったことは非常に興味深い。