米大学「カップルは共通口座を持つと無駄遣いが減る」との研究結果を発表

米ノートルダム大学の研究によって、共通口座を持っているカップルはお金の使い道に慎重であることが明らかとなった。彼らは贅沢品に散財するよりも、日用品や生活必需品を優先して消費するため、お金を使うことについて、パートナーへの不信感や罪悪感が少ないとも言われている。この調査について紹介しているエミリー・ガルビンスキー氏によると、人の消費パターンは一度だけ起こるものではなく繰り返される傾向にあるため、気付いたときには大金を費やしてしまっていることが多い。そのような散財を防ぐため、「資金の管理」を目的として共同口座を作るカップルは多いが、一方で「パートナーに対する消費の正当化」も共通口座を作る上では重要な理由付けだと考えられる。

  • 共通口座を持つカップルのほうがより冷静に資金の使い道を選んでいる

    この調査に関する記事は、学術誌Journal of Consumer Psychology出典の「The Consumption Consequences of Couples Pooling Finances」にて掲載されており、同大学はほかにもいくつかの研究結果を発表している。たとえばフットボールの試合直前に行われた実験では、観戦前の気持ちが高揚している状態で、カップルにチームのロゴ入りビールマグかコーヒーカップのどちらかを購入するように問い掛けている。もちろんどちらのカップともすでに自宅に揃っているものだ。すると、共通口座を使用するカップルは、趣味のアイテムであるビールマグではなく、実用的品であるコーヒーカップを選択するケースが多数を占めた。つまり共通口座を持つカップルのほうがより冷静に資金の使い道を選んでいるということだ。 

    別の実験では、参加者に約7,500円の予算内で、普段着用、もしくは仕事用に新しい洋服を購入するよう告げ、購入後に「パートナーに対してどのくらい罪悪感があるか」を質問した。すると、共通口座を持つカップルのほうが高確率でパートナーに対して罪悪感を抱いており、選んだ服も仕事用のほうが多いという結果となった。

    ガルビンスキー氏は、共通資金を構築することは消費に対して責任感を持つための一つの策であると結論付けている。とはいえ、カップルの良好な関係を保つには、たまには日用品以外の消費を正当化させることも必要だろうとも述べている。