男たるもの、譲れないこだわりのひとつやふたつはあるものです。しかし、それが単なる見栄としか映らず、好きな女性の前で、かえって損をしているということはないでしょうか?そこで今回は、10代から20代の独身女性に聞いたアンケートを参考に「『そこまでする?』と理解不能な男のプライド」をご紹介します。
「そのあとで私に『悪い、ちょっと貸して』だって!」(20代女性)というように、年下に対して過度に先輩風を吹かせることで、周囲に迷惑をかけるパターンです。後輩の前で良い顔をしたい気持ちはもっともですが、身の丈に合ったやり方を心得ましょう。
「ちょっとコンビニに入って聞くほうが早いのに」(20代女性)など、なんでも自力でやり遂げようとすると、かえって物事がうまく運ばなくなることもあるようです。うまく周囲の人たちの力を借りて目的を達成するほうが、むしろデキる男に見えるでしょう。
「絶対に『悪かった』『ごめん』とは言わないんですよね」(10代女性)というように、どんなに自分に非があっても謝罪をしない「謝ったら死ぬ病」も、女性を呆れさせてしまうようです。意地を張れば張るほどかえって評価を落としかねないので、素直に非を認めたいものです。
「似たような服にお給料をつぎ込んでバカみたい」(20代女性)など、ファッションへのこだわりが周りに理解されないこともあるようです。特定ブランドを信奉するより、高価な服とプチプラな服を上手に組み合わせられる人のほうが、おしゃれ上級者に見えるのではないでしょうか。
「お車代も出ないのに遠方に行って、その上そんなに包むのかとビックリ」(20代女性)というように、知人の結婚式で驚くような額のお祝いを払おうとするのは、ただの見栄っ張りに見えてしまうようです。相手との関係や自分の現在の状態に照らして、分不相応に映らない程度の妥当な額を心がけましょう。
「いったい何年前の話なのかと呆れました」(20代女性)など、高校時代にまで遡って学歴を競おうとする姿勢は、ただただみっともない印象を与えるだけのようです。過去の栄光など持ち出さずに、今の状態を誇れるように頑張りたいものです。
「そのために昼食代わりに水飲むだけとか、本末転倒だし」(20代女性)というように、車で自分の価値をアピールしようとするのは、逆に滑稽に映りそうです。高級車でなくても、楽しく快適なドライブデートを提案できる男性のほうが、好感度は高いかもしれません。
「私とはいつも割り勘なのに、なぜワンメーターに千円札を出す!?」(20代女性)など、初対面の相手に良いカッコをしようとするのも、つまらない虚栄心の表れだと思われてしまうようです。よほどサービスが良かったとき以外は、お釣りは普通に受け取るほうがスマートでしょう。
「誰だって、多少は悩みがあるはずなのに」(10代女性)というように、自分を完璧に見せようとするあまりに、虚勢を張っているように思われてしまうパターンです。ある程度は人間らしい一面を覗かせたほうが、親しみやすいかもしれません。
何かにこだわりぬくことは、自分のプライドこそ保てても周囲からやり過ぎと思われていることが多々ありそうです。常識に照らして過剰でないかどうか、一度確認してみると良いかもしれません。(倉田さとみ)
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